子犬を室内フリーで飼うのはいつから大丈夫?【要注意】メリットとデメリット!

子犬 室内フリー いつから

エリちゃん

子犬をケージで飼い始めたんですが、室内フリーにするのはいつから大丈夫でしょうか?

わんこ先生

ケージに閉じ込めて飼うことは犬のストレスレベルをあげてしまうので出して遊んであげることは必要ですが、室内フリーにはメリットとデメリットがあるんですよ。犬の本能や性格なども理解して正しい室内フリーについてご紹介しますね!

子犬を室内フリーにするのはいつから平気?

子犬を室内フリーにして飼っていいのはいつからかというと、それは飼い主さん次第という部分があるんですが、私は子犬のうちは室内フリーで飼うことはあまりお勧めをしません。

2歳くらいまでは完全室内フリーにしない方が良いと思います。

子犬は急激な成長をしていく時期であって、今後の性格や性質を育む時期でもあります。子犬の頃の育て方がその後の犬との関係に大きく影響があるんですね。

2歳のだいたい成犬になるまでに私達が子犬にしてあげることは

  • 正しいしつけをして人間社会で生きやすくしてあげる
  • トレーニングを通して正しく主従関係を築いていく
  • 良質な睡眠ができる時間を確保して心身共に健康にする

この3つが非常に重要なことです。

室内フリーというのは、子犬が部屋の中で勝手に遊んだり探検したりといった自由にさせたいということですよね?

あとで、室内フリーのメリット・デメリットとして詳しくご紹介しますが、子犬の時期の完全室内フリーはメリットよりもデメリットの方が多いです。

2歳までの、特にトレーニングをしているときは、もちろん室内に出して遊んであげる時間はありますが、それは飼い主さんが主導していないといけません

飼い主さんが主導しているということは、子犬が勝手に遊びまわるのではなくて、飼い主さんが子犬としっかり遊んであげるということです。

いつから室内フリーにして良くなるのか?といったら、

  • しつけができてから
  • 好奇心が薄れてから
  • 生理的に噛みたい時期を過ぎてから
  • 子犬特有の暴れることがなくなってから

この4点ができるようになった2歳くらいになったら、室内フリーを考えても大丈夫です。

しつけができてからというのは、正しくしつけをしていけば2歳になるころにはしつけがほとんど出来上がっているはずなので、愛犬をある程度コントロールできる状態になっているということです。

最低限できていないといけないしつけというのは

  • トイレ
  • 待て
  • 来い
  • ちょうだい

これができていないうちは、室内フリーにはしないほうが良いです。子犬を自由にさせるよりも、トレーニングを優先していきましょう。

トイレのしつけに関しては、室内のあちこちで粗相をされては飼い主さんとしても大変なのでお分かりだと思いますが、それだけじゃなくて粗相をすると失敗の経験を増やすことになるのでトイレのしつけができにくくなります

そして、「待て」を覚えるということは、我慢することを覚えるということで、「来い」は自分がしていることよりも飼い主さんを優先させることを覚えるということです。

そして「ちょうだい」は自分がくわえているものを飼い主さんに渡すことですが、犬の社会ではくわえた時点でその物はその犬の物という決まりがあります。

犬がくわえたものが遊んではいけないものだったとして、飼い主さんが取り上げてしまうことは犬社会ではルール違反なので飼い主に対して不信感を抱いてしまうおそれがあります。

不信感を抱かれないためにも、ちょうだいと言われたら口から離すということを教えておいてあげないといけません。

こういった犬をコントロールするということは、飼い主さんのことが大好きじゃないと、することがとても難しいことになります。

主従関係が健全に築けているから、我慢もできれば飼い主さんを優先させることもでき、大好きな飼い主さんに喜んで従うわけです。

主従関係という言葉を使うと誤解されやすいので解説しておきますが、ここで言う主従関係というのは犬に上下関係を教えることではありません。

犬に飼い主の方が順位が上だ!飼い主の言うことに従え!ということを、恐怖の感情を使ったり威圧的に教え込むのが上下関係を教えるしつけの方法です。

私の言う主従関係というのは、犬が飼い主さんを信頼して心から頼れているため、飼い主の指示に従っていれば安全だと思うからこそ、喜んで飼い主さんの指示に従うという信頼関係を築いていくものです。

子犬の頃から信頼関係を築いていくことを意識したしつけをすると、子犬は安心して健全な心身を育んでいけるので、飼い主さんのことが大好きになり、飼い主さんの指示に従いたいと思えるようになるんですね。

必然的に飼い主さんが愛犬をコントロールすることができるようになるので、完全に室内フリーにしても大丈夫な状態にすることができます。

子犬の時期に正しく適切なしつけをして、将来的に安心して室内フリーで飼えることがとても望ましいことです。

ただ、正しく適切なしつけをするというのは、犬の本能や習性も理解して、犬の学習方法や接し方を知る必要がありますし、トレーニングの方法は具体的に映像を見ながら行わないと逆効果になる可能性があるんですね(´・ω・`)

方法が間違えていたせいで、子犬の時期に多くのストレスを感じさせていたり、飼い主さんに反発心を抱かせてしまったりすると、飼い主さんが大好きで理想的な主従関係を築く妨げになってしまいます。

また、ネットの情報を組み合わせたしつけ方法だと、一貫性が無いために違った考え方のトレーニングを組み合わせてしまう恐れもあり、子犬が混乱してなかなかトレーニングがはかどらなかったり、こちらの意図したトレーニングにならないことも多々あります。

日本では、長い間犬には上下関係を教えるしつけが主流でしたから、ネット上ではまだ上下関係を教えなきゃいけないと思っている人が大勢います。

確かに上下関係を教える方法でも犬は飼い主の言うことを聞くようにはできますが、(全てとは言いませんが)飼い主さんが怖いからいうことを聞こうという気持ちになっていることが多いです。

怖いという気持ちはストレスになることなので、気づかないうちにストレスを感じさせる飼い方をしてしまっている危険が高い状態になっています。

一生懸命しつけを行ったつもりでも、調査によると飼い主さんの4人に1人が噛む問題に悩んでいて、3人に1人が吠える問題を抱えているそうです。

気づかないうちに貯めさせてしまったストレスが原因で、犬は自分をコントロールできなくなってしまったり、心の病気になってしまって問題行動を起こすようになってしまいます。

そうならないためにも、子犬のうちから一貫した考え方の元、正しく子犬をしつけてあげないと、子犬も飼い主さんも幸せに生活ができなくなって、子犬のやんちゃに手を焼いたり、毎日泣きながらしつけに奮闘したり、育犬ノイローゼになったりする方が非常に多いです。

相談の掲示板などを見ると、本当に胸が痛みます。。。

私もよく子犬のしつけに関する相談などを受けますが、その時私は迷わずにイヌバーシティというしつけの教材をお勧めしています!

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犬を室内フリーで飼うには、絶対的にトイレのしつけが完了していることが重要です。

そうじゃないと、家じゅうのいたるところで排泄をしてしまって、粗相の掃除に明け暮れる結果になってしまいます。

トイレのしつけもネットなどを探すと色々な方法が出ていますが、ネットの情報でいろいろと試しながらしつけをしていく方に共通して言えるのが、覚えるまでに時間がかかるということです。

イヌバーシティのしつけ方法でトイレトレーニングをしていくと、犬がしそうなタイミングで運んであげるという方法ではないので失敗する可能性がとても少なく、2週間で覚えさせることができます。

その後は、犬が排泄をしたくなったらトイレで排泄をするということを理解しているので、自分からトイレに行って勝手にしてくれるようになるんですね。

しかも、お散歩の前などにトイレシートを引いてコマンドで促すと、そこに排泄をするようにもできるようになります。

子犬は赤ちゃんだから覚えられないということは無くて、ちゃんと正しい方法で教えてあげると理解をして飼い主さんが喜ぶ行動を考えてできるようになります

今後の子犬のしつけに躓かないで、楽しい子犬との生活を送っていただくためにも、ぜひイヌバーシティのしつけ術でしつけをしてもらえることをお勧めします。

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子犬を室内フリーにいつからして良いか?というのは、どれだけ正しいしつけを実践できているのかによって変わってくる部分が大きいと思います。

あとの3つである

  • 好奇心が薄れてから
  • 生理的に噛みたい時期を過ぎてから
  • 子犬特有の暴れることがなくなってから

こちらは子犬特有の生理的な行動と言えるものですが、子犬のしつけをする上では子犬に自由を与えすぎないほうがトレーニングを楽しめて、しつけが入りやすくなります。

それに、子犬を危険な目に合わせる可能性も減ります。

このような理由があるので、子犬を室内フリーにするのは2歳になってしつけができてからにしてほしいと思います。

ただ、イヌバーシティの方法で愛犬と信頼関係を築いていくことができれば、2歳を待たずに室内フリーにすることは可能です。

特に子犬の時から飼い主さんもイヌバーシティのコンテンツを見ていただいていると、犬に対する理解も深まっていますから、何も知らないで犬を飼っている人とは比べ物にならないほど接し方が上手くなっています。

さらに子犬も飼い主さんの指示を聞けるようになっているので、危険な目に合わせることもありませんし、いたずら放題・やりたい放題もほとんどしない犬に成長できていることでしょう。

その状態なら、成犬になっていなくても室内フリーにしておいて問題はありませんので、早く室内フリーで飼ってあげたいと思われるのなら、早くイヌバーシティをご覧いただきたいと思います。

「イヌバーシティって良さそうだけど…うちの子に必要なのかな?」と、少しでもイヌバーシティにご興味を持っていただけたら、実際に実践した飼い主さんからいただいた感想や、実践するメリットをご紹介している記事をご覧になってみてください。

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子犬の室内フリーの種類と適する性格は?

室内フリーと言っても、家じゅうどこに行ってもかまわないという「オールフリー(完全室内フリー)」とある程度いける場所を限定した「部分的フリー」の2種類があります。

家の作りや広さ、飼い主さんの考え方によるのでどちらの室内フリーにするのかというのは私が言えることではありませんが…後でご紹介するメリットとデメリットもご参考にしてもらって判断してもらうのが良いでしょう。

ただですね。

2歳までに性格を見極めてもらっていると思いますが、犬の性格によってもどちらの室内フリーが良いかが分かれてきます。

穏やかな子や、色々なものにあまり関心を示さないタイプの子、動くのがあまり好きではない活動量が少ない子だったらオールフリーも視野に入れて考えてもらっても良いと思います。

ただ、

  • 気が強い子だと権勢本能を発達させる恐れがある
  • 臆病な子だと恐怖をあおってしまう恐れがある
  • 活発な子だと走り回って怪我をする恐れがある
  • ハイテンションな子だとコントロールが利かなくなる恐れがある
  • 警戒心が強い子だと縄張りが広くなってしまって疲れさせる恐れがある

このようなことを考えると、これらに当てはまる性格なら部分的フリーにしてもらったほうが良いかもしれません。

子犬を室内フリーで飼うために本能や習性を理解する

犬には犬らしく生きるために6つの本能を持っています。それが繁殖本能、社会的本能、逃走本能、自衛本能、運動本能、栄養本能です。

この中で、室内フリーに大きく影響がある本能は社会的本能になります。

逃走本能というのがありますが、これは家から脱走したいという本能ではなくて、不安や恐怖を感じたときに身の安全を図るために逃走するという本能なので、急な雷や稲妻があったときはパニックを起こす心配があるので一応注意はしておいてください。

社会的本能はまた8つに分けることができます。

群棲本能、権勢本能、服従本能、警戒本能、防衛本能、逃走本能、帰家本能、監守本能の8つですが、室内フリーで気をつけて意識しないといけないのは、群棲本能と権勢本能、服従本能、警戒本能の4つです。

群棲本能
犬は群れを作って棲むという本能があり、その群れで円滑に統制が取れるように縦型の上下関係を作る。
権勢本能
犬は群れの中の仲間が従属的だと思ったら、主導的な行動をとってリーダーとして君臨しようとする。
服従本能
犬は群れの中でリーダーを認められれば、従属的な行動をとって群れの中で平和に暮らそうとする。
警戒本能
犬は自分の群れが棲んでいるところに縄張りを作って、縄張りを守るために警戒する。

この4つの本能は、次でご紹介していく室内フリーのメリットとデメリットに深くかかわっていきます。

ただ、これは犬の本能であるため、犬が犬らしく暮らしていくために元々持っているものであって、本能を抑制されると大きなストレスを感じることで、犬が心の病気になったり問題行動をとるようになることを覚えておいてください。

犬を室内フリーで飼うメリット・デメリットとは?

まずは犬を室内フリーで飼うメリットを見ていきたいと思います。

  • 自由に体を動かせるのでストレスが少ない
  • 自分の心地よい場所を探して落ち着ける
  • 飼い主さんの傍に自由に行ける

狭いケージの中に入れられていると、犬は動きたいという欲求が出たとしても、せいぜいケージの中をくるくると回ることくらいしかできません。

部屋を歩き回ることで、ケージよりも広いところで体を動かせるのでストレスを感じにくい点が大きなメリットになります。

また、夏の暑い時は涼しそうなところを探して冷たい床に横になれたり、寒い冬は部屋の中の温かいところに移動して暖をとるなど、自分が快適だと思う場所でゆっくり落ち着いて過ごすことができるのも犬にとってメリットです。

そして最後の飼主さんの傍に自由に行けるというのは、犬の群棲本能を満たしてあげられる事が最大のメリットになります。

犬はこの群棲本能があるので、1人(1匹)でいることが苦手であり、寂しさを感じる動物です。

例えば、リビングに家族が集まっているのが見えるのに、自分だけその傍に行けずに違う場所にいないといけない状態はストレスだと感じてしまうんですね。

また、大好きな飼い主さんが近くにいるのに、傍に行ってくつろげない状態も犬にとっては寂しくてつらい状況です。

[safe title=”ワンポイント”]

犬は強力な牙である犬歯がある顔周辺や前半身は強いですが、後半身は弱点になります。

特に後ろ足を噛まれたりして傷を負ってしまうと、敵から逃げるのも困難になりますから後半身は守らなければいけない部分になります。

だから、野生時代は犬は群れで休むとき、円形になってお互いにお尻をくっつけて眠る習性がありました。

もし、愛犬とくつろいでいるときに犬がフセをしたりオスワリをしながらあなたにお尻をくっつけてきたら、急所であるお尻をリーダーにくっつけて安心したいという気持ちの表れです。

あなたをとても信頼していないとしないしぐさなので、心を開いた証拠だとかみしめてください。[/safe]

家族を、一緒の群れの仲間だと認識しているのに触れ合えないと家庭内の社会化の妨げにもなります。

正しくしつけができていれば、服従本能で喜んで服従したいという気持ちになりますので、室内フリーにしてあげることで犬の群棲本能と服従本能を満たしてあげることができるのがメリットになります。

ただ、正しくしつけができていないとこういった本能を満たすことができなくなるので、子犬のうちに室内フリーにするのはおすすめできないということになるんですね。

室内フリーのメリットを生かすためにも、正しい考え方の元イヌバーシティで信頼関係を強化していくトレーニングをしていただきたいと思います。

イヌバーシティの方法は愛犬と正しい関係を築けることを意識したトレーニング方法になっているので、その通りにトレーニングをしているだけで信頼関係を築いていくことができます。

その他にもイヌバーシティを実践していただくメリットはたくさんありますので、ここをタップして先ほどの記事をご覧いただきたいと思います。

ちゃんとしつけができていない場合は、次にあげるデメリットの部分が強化されてしまう可能性が高いです。

犬を室内フリーで飼うデメリットというのは

  • 権勢本能を強める可能性が高い
  • 縄張りの範囲が広くなってしまう
  • 犬にとっての危険度が高まる
  • 掃除が大変になり臭いの問題もある
  • 脱走する危険が高める可能性がある

この5つがあげられます。これは1つ1つ見てきましょう。

権勢本能を強める可能性が高い

室内をフリーで歩けるということは、誰にも拘束されていませんし、誰かに従わないといけない状況でもありません。

なので、特にしつけ前の子犬に室内フリーで好きに歩かせる習慣をつけてしまうと、権勢本能が発達しやすくて支配的な行動に出る可能性を高めてしまいます。

子犬の3~4か月は順位付け期と呼ばれていて、家族という群れの中で誰が上の順位なのかというのを意識して行動しています。

そんな時に十分なしつけもしておらず自分が自由でいることで、順位が上だと勘違いしやすくなり、家族の言うことを聞かなくなったり、トレーニングが入らない状況を作り上げてしまうことがあります。

その結果、無駄に吠えたり、要求吠えが増え、家族に対してマウントしたり威嚇をするといった関係の逆転現象が起きてきます。

関係の逆転現象は「アルファシンドローム」と言われて、犬の精神疾患の1つにもなっています。

縄張りの範囲が広くなってしまう

犬には警戒本能といった縄張りを守るために警戒するという本能がありましたよね。

この本能を利用して、番犬として飼っていた時代もあり、とても優秀な侵入者対策係でもありました。

ただ、室内で飼う室内犬がスタンダードになった昨今では、侵入者に対する威嚇行為を発達させてしまうと、吠える問題として近所迷惑などになってしまいます。

インターホンに対して吠える、来客に対して吠えるというのは、全て発達されてしまった縄張りを守ろうとする警戒本能から起きています。

室内フリーにするということは、この縄張りが広くなってしまうことを意味するので、犬は余計落ち着かなく警戒しなければいけなくなり、ひいては道を歩いている人に対しても吠えるなど警戒が広がってしまいます。

また、本当はゆっくりしたいのに、広い縄張りを守らなければならないことを犬がストレスだと感じることもあります。

私たちは、狭いところよりも広いところの方が良いと考える傾向が強いですが、たまに広いところで走らせること以外は、狭い空間にいらせてあげたほうが犬は落ち着けることを覚えておいてください。

犬にとっての危険度が高まる

室内フリーにしておくと、私達が生活している空間に一緒にいぬが過ごすことになるため、どうしても思いもよらない誤飲をする可能性が高まります。

すぐ片づけるつもりでちょっと置いておいたボタンなどの小物や、届かないだろうと思って置いていた薬、ごみ箱に捨てたはずの落としてしまったお菓子などなど。

特に子犬であれば、好奇心のままに口に入れてそれらを確認しようとしますし、それを誤飲してしまう可能性が高いです。

成犬でも、誤飲で動物病院に運ばれる犬は多いそうなので安心はできません。

その他にも、電気のコードを噛んでしまって感電する可能性が高まることも考えられます。

他には、走ることもできるようになるため、滑って家具に激突してケガをしたり、骨折といった危険度が高まります。

掃除が大変になり臭いの問題もある

犬にはどうしても抜け毛があります。ブラッシングを頻繁にしてケアをしていても、抜け毛がカーペットに絡まったり、洗濯物にくっついて抜け毛だらけになることもあります。

広い範囲を自由にしてあげることで、その広い範囲に抜け毛が散らばることになるので部屋の掃除が大変になるというのもデメリットでしょう。

でも、お掃除はしっかりしておかないと、犬はアレルゲンに接触する機会が増えてしまいます。

犬もアレルギー症状が出るので、脱毛や皮膚疾患となって現れたり、アトピー性皮膚炎にもなる可能性があります。

犬のアレルゲンは、人間と一緒で「花粉、カビ、ダニやダニの糞、ハウスダストなど」を口や鼻から吸い込んでしまうことでアレルギー反応を起こします。

さらに、犬が室内フリーで歩き回ることで、その空間がすべて犬の臭いがしてしまいます。

かわいい犬の臭いだから大丈夫!と思うのでしたらよいですが、来客やお年頃の子がいる場合などは犬の臭いが問題になることも考えられます。

脱走する危険が高まる

お散歩が大好きで外に行きたくて仕方ない子やハイテンションな子など、とにかくお外の世界が大好きな子は、玄関の扉があいた瞬間に外に飛び出そうとします。

また、普段はおとなしいとか、ちゃんとしつけができていてコントロールができる子の場合でも、去勢のしていないオスであればどんな子でも脱走する可能性があります

これは繁殖本能に刻み込まれたことなので、発情しているメスのフェロモンのにおいを嗅いでしまったら、発情して自分でも飼い主さんでもコントロールが不能になってしまいます。

発情している間は、繁殖行為のことで頭がいっぱいになってしまうので、繁殖行為ができないこともまた大きなストレスになります。

部屋にいれば大丈夫だろうと思うかもしれませんが、嗅覚の優れている上に、メスの発情フェロモンは数キロに広まることを考えると、部屋にいても反応する可能性は全然あります。

発情中のオスは数メートルのフェンスも乗り越えるということなので、室内フリーにする場合はオスの発情による脱走を警戒するためにも去勢を考えたほうが良いかもしれません。

子犬の室内フリーとお留守番問題

私は子犬が2歳になって成犬になりしつけもできた状態で室内フリーにすることをお勧めしていますが、飼い主さんのお考えによっては、子犬のうちから室内フリーを考えられるでしょう。

その時に問題となるのが子犬のお留守番かなと思います。

子犬のうちに、広い場所で室内フリーにした場合は、その空間が当たり前になっているので、お留守番の間だけケージに入れておこうとすると、それは閉じ込められたことと一緒でストレスになることがあります。

だから、どうしてもお留守番させることがちょこちょこあるという環境の場合は、室内フリーにする広さは気をつけておく必要があります。

子犬は3か月くらいから、徐々にトレーニングをしていけば一人でお留守番ができるようになりますが、やはり群棲本能を満たしてあげられていない状態というのは理解をして、あまり長い時間のお留守番は避けてあげたほうが良いでしょう。

子犬のお留守番トレーニングですが、普段の子犬との接触から気をつけてください。

かわいいからって、いつも抱っこしていたり子犬とべったりの生活をしていると、子犬は飼い主さんに依存するようになり、飼い主さんと一緒の時はとてもお利口さんですが、飼い主さんと離れたとたんずっと吠え続けていたり、粗相をしたりする分離不安にしてしまいます。

分離不安というのも、人間と犬の間で適切な関係を築けていないことによる犬の心の病気なんですね。

まずは子犬とべったりの生活にならないように心がけて、やはりしっかりと正しくしつけをして健全で良好な主従関係を結ぶ必要があります。

どうしてもかわいくて子犬を甘やかしてしまいそうな方は、犬という動物をちゃんと理解してしつけができるように、ここをタップしてイヌバーシティをご覧いただくことをお勧めします。

トレーニングは急に長い時間行わずに、まずは試しに別室に行って子犬の視界に入らない時間を作るところから始めます。

この時間も、最初は数分からで、様子を見ながら10分や15分と伸ばしていきます。

飼い主さんが視界から消えていても吠えたり暴れたりしない状況だったら、今度は実際にお留守番をさせていきます。

この時、飼い主さんは子犬に「行ってくるね~」などとあいさつをしがちですが、出かける前は何も言わずにスッと外出してやはり数分で帰ってきます。

帰ってきた時も、あいさつなど何もしないようにして、徐々にお留守番の時間を伸ばしていきます。

子犬には、出かけてもちゃんと帰ってくるということを覚えさせていくことで、お留守番中に不安になったり、恐怖を感じないようにトレーニングをしていきます。

出かける時のお留守番の環境は?

出かける時に、これからお留守番で寂しくさせないようにと考えて、普段はつけておかないテレビをつける方もいますが、できるだけ普段通りの環境にしておいた方が良いです。

それよりも、犬にとって危険なものは無いか?誤飲する恐れのあるものは無いか?いたずらされたくないものが届かない場所にしまってあるか?という部分をチェックしておきます。

犬にとって、皮でできている製品は野生時代を思い出すとてもかぐわしい匂いのする噛みごたえも抜群の品物です。

よく、ブランド品の皮製品の財布が、帰ってきたら噛みまくられて無残な姿になっていたということがありますので、大切なものは決して届かないところに保管するようにしてくださいね。

あと、犬が飼い主さんの外出に気がついて、寂しさがMAXになるのが外出後30分くらいと言われています。

個体差もあると思うので一概には言えませんが、犬のためにも外出前にたっぷりと遊んで体を疲れさせておけばお留守番の時間に眠っていてくれるかもしれません。

他には、フードを入れて遊べる知育玩具やコングなどを使って、夢中になれるおもちゃを用意しておくのも良い方法になります。

子犬を室内フリーにできるのはいつから?~最後に

最後までお読みいただいて本当にありがとうございました!

子犬を室内フリーで飼うことができるのはいつからかというと、おすすめの年齢は2歳を過ぎてからで、正しくしつけができてからをお勧めしていますが、その理由についてご紹介してきました。

また室内フリーで飼うことのメリットやデメリットもお分かりいただけたと思います。

2歳までに性格を見極め、正しいしつけをしていけば、室内フリーにしたときにデメリットの部分よりもメリットの面が多くて犬との楽しい生活ができるようになることをご納得いただけたと思います。

よく海外のドラマや海外の生活などを見る機会がありますが、家の中を大きなゴールデンレトリーバーなどが悠々と歩いていて、一緒にリビングでくつろいだり遊んだりという光景を目にしますよね(^^)

あれは、それだけしっかりと犬のしつけに取り組んでいるからできることです。

アメリカで訓練士の資格を取ったしほ先生(イヌバーシティの作者)も、海外は大型犬を飼うことが多いので、ちょっとした飛びつきなどでも大事故に繋がる可能性もあるから、しつけに対する意識が非常に高いとおっしゃっています。

それでも、問題行動が出てしまう犬はいるので、そんな家庭犬たちをしつけ直し、問題行動を起こさない犬に訓練してきたのがしほ先生なんですが、日本は小型犬が多いせいか海外に比べるとしつけに対する意識が少し低めだと感じるとおっしゃっていました。

でも、ここまでお読みいただいたあなたのしつけに関する意識レベルは非常に高いです!

しつけの意識が高い方が正しい方法でしつけをしたら…間違いなくあなたの子犬はお利口さんな犬に成長します!

せっかくなので、間違えたしつけ方法で回り道をしたり、悩んだりしないためにも、ぜひ正しいしつけをしてあげて、飼い主さん至上主義の犬に育ててあげてもらえると嬉しいです!

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