子犬が噛むのが痛い!甘噛みも本気噛みも絶対にやめさせる方法とは?

子犬 噛む 痛い

エリちゃん

先生!うちの子犬が噛むんですが、最近は甘噛みでも痛いくらい噛んでくるようになってしまいました。やめさせたいんですが何か方法はありますか?

わんこ先生

それは大変!子犬が痛いくらい噛むようならすぐにやめさせる対策をしていきましょう!甘噛みも本気噛みも両方とも絶対にやめさせる方法をご紹介していきます。

子犬が噛むのが痛い!やめさせるには?

子犬と言えど、歯はとがっていますし、あごの力も強いです。

子犬が意識的に軽く噛まない限り、子犬に噛まれれば痛いですし流血沙汰のけがをする恐れもあります。

あとで子犬が飼い主さんや家族などの人を噛んでしまう理由はご紹介しますが、子犬が「痛いと思うほど強く噛む」ことは一刻も早くやめさせる必要があります。

というのも、かわいがって愛情をたくさん注いでいる子犬に噛まれると、痛いと思うほかに精神的なショックを受けてしまう飼い主さんは多いです。

さらに、痛いと思うことから子犬のことが怖くなってしまったり、何度も噛まれることでかわいい子犬に対しても愛情を感じられなくなってお悩みの方は少なくありません。

ただ、成犬ではなく子犬なので、正しい方法を飼い主さんが知ることで、比較的早く痛いと思うほど強く噛むことをやめさせることができます

子犬が噛むのをやめさせるには

  • 子犬の生活パターンを見直す
  • 主従関係を築くトレーニングをする
  • 子犬との遊びを見直す
  • 子犬同士で遊ばせる機会を作る
この4つを意識して子犬との生活を送ることで、痛いほど噛むことはもちろん、子犬がやんちゃになることなども対処していくことができます。

まだまだ子犬のうちだったら、諦めなくても全然直せますのでしっかりと見ていきたいと思います。

子犬の生活パターンを見直す

一般的に子犬が甘噛みをしてしまう期間は1歳くらいまでです。

でも、成犬になったら甘噛みをしないのか?と言われるとそうではなくて、子犬の頃に人の手を噛んではいけないことを教えてあげないと犬は学習する機会が与えられないので成犬になっても人の手を噛んでも良いと思ってしまいます。

だから、人の手や足などを噛むという行為はさせないようにしなくてはいけませんが…

そもそも、現在あなたの子犬はどのような生活リズムを送っていらっしゃるでしょうか?

子犬のうちは特にしっかりと睡眠時間をとることが必要不可欠です。特に生後6ヵ月より前の子犬は一気に睡眠をとることができないのでちょこちょこ起きて何回にも分けて睡眠をとります。

どうして一気に眠れないのかというと、そんなに長くおしっこをがまんすることができないからなんですね。

個体差もありますが、おしっこをがまんできる時間は月齢+1時間と言われているので、生後5、6ヵ月になってやっと一気に6時間以上通して眠れるようになります。

ただ子犬にとって必要な睡眠時間を考えると、眠りから起きていられる時間にトイレをさせてから、食事をさせたり、お散歩に行ったり、毎日必要なケアをしたり、遊びやトレーニングを行わなければいけません。

成犬になると、ゆっくり食後のリラックスタイムなどが取れるようになりますが、子犬のうちはまだそんなに飼い主さんとまったりゆっくりできる時間が取れないはずです。

子犬が痛いほど飼い主さんを噛む時間があるということは、子犬の生活パターンの作り方が違っている可能性が考えられます。

主従関係を築くトレーニングをする

現在子犬のしつけを始めていますか?

トイレトレーニングは正しいトレーニング方法でしつけをすれば2週間で終わるので、子犬が噛むことでお悩みだということはもうきっとトイレトレーニングは終わられていることでしょう。

トイレを覚えてくれると、とりあえずホッとしてしまう飼い主さんが多いですが…

子犬のしつけはもうどんどん進めていかなければいけないものです。

子犬の成長はとても早く、まだ子犬だと思っていても生後6ヵ月頃には発情期を迎え、メスだと妊娠もできるようになるほどです。

子犬のしつけをするときに心にとどめておいていただきたい非常に大切なことは「子犬に信頼される正しい主従関係を築く」ということです。

主従関係というと誤解されやすいんですが、私の言っている主従関係というのは、子犬に

  • 「主人といると守ってもらえるから安心していられる」
  • 「主人の指示に従うことが嬉しい」

と思われるような関係を築くということです。

間違っても、子犬に自分より順位が下だと思われないように接するとか、子犬になめられないように厳しく接するということではありません。

最近では、子犬は家族全員に順位をつけて、自分より上か下かで判断するということは無いという考え方に変わっていますし、人間は強いというアピールは必要ない・子犬に上下関係を教えるという考え方は違うというのが世界的に見ても主流です。

犬は自分と相手の人間との間にどれくらい信頼関係が築けているかによって、態度が違ってくるという見方をされています。

ですから、子犬に信頼してもらい正しい主従関係を築くことで、子犬が安心して楽しく人間社会で暮らしていくことができるということになります。

正しく主従関係が築けていれば、犬は飼い主さんのことが大好きでいるはずですので、飼い主さんが嫌がったり痛がるようなことはしなくなります。

子犬との遊びを見直す

子犬が飼い主さんを痛いほど噛むというのは、子犬をケージから「ただ出している」時間が長い場合に起こりやすくなります。

子犬に、ケージから出たら「好きなことをしても良いんだ!」「やりたい事をやって良いんだ!」と学習させているようなものなので、ケージから出ると急にテンションが上がってやりたい放題のやんちゃをしてしまいます。

そして暴れることでどんどん興奮して手が付けられなくなる子犬にしてしまい、成犬になっても興奮しやすくコントロールのできない犬に育ててしまう恐れがあります。

もしくは、飼い主さんに遊んでもらいたいのに遊んでもらえないという愛情欲求が満たされずにストレスを感じたり、飼い主さんの関心をどうすれば自分に向けてもらえるのかばかりを考えるようになってしまいます。

そうすると、飼い主さんが痛いと思うほど噛むようになったり、吠えまくったり、急に粗相をするようになったりして少しでも飼い主さんの関心を引こうとします。

この行動に飼い主さんは困ってしまい、「犬を飼うのはほんっっとうに大変!」「犬のお世話に疲れた…」と感じてしまう育犬ノイローゼにもなりやすくなります。

先ほどの生活パターンのお話しとも関係してきますが、子犬と遊べる時間というのはそんなに長くなくて限られているはずです。

ですから、子犬と遊ぶ時間には飼い主さんが子犬と遊ぶおもちゃを選んでおもちゃ保管ケースから出してきて、しっかりと子犬と遊ぶための時間として飼い主さんが主導で遊んでもらうことが望ましいです。

このように、しっかりと子犬と遊ぶようにすると、子犬は飼い主さんと一緒に遊べた満足感と、楽しかった経験、体を動かすことによる疲れによってまたぐっすりと眠れるようになります。

そして、子犬は飼い主さんを痛いほど噛む暇がなくなります。

子犬同士で遊ばせる機会を作る

飼い主さんを痛いほど噛む子犬は、犬同士で遊んだ経験がとても少ない可能性が高いです。

良心的なブリーダーさんから子犬を迎える場合、少なくても生後3~4か月までは母犬や兄弟犬から離さずに、たくさん犬同士で触れ合わさせて子犬の社会化を進めてくださいます。

でも、ペットショップで売られている子犬の多くが、生後2か月くらいには母犬や兄弟犬から引き離され、犬同士で遊ぶ経験が極度に少ないことがほとんどです。

子犬は子犬同士で遊ばせることで、犬社会のルールを学び、相手を痛いほど噛んだらどうなるか?噛まれるとこんなに痛いんだ!ということを通して噛む力加減などを学びます。

また、やはり子犬は子犬同士でいっぱいじゃれ合って遊ぶことは楽しいことで、ストレスの解消にもなりますし、犬同士の付き合い方、大好きなお友達、先輩犬に叱られることなどを通して、大きく成長することができます。

ただ、「うちの子は噛むから相手の子犬にケガをさせるのが怖いわ」というご心配もあるでしょう。

子犬同士で遊ぶのには噛む行動はお互いにするものですが、ご心配なら動物病院で開催するパピークラスに通わせるとか、しっかりとしたトレーナーさんがちゃんと見ている中で遊ばせてくれるパピー教室に通えば大丈夫です。

子犬同士で思いっきり遊ばせたら、飼い主さんを噛むことが減ったというお話も聞いているので、主従関係のトレーニングと合わせて、子犬同士で遊ばせる機会を作ると非常に良いと思います。

痛い!子犬が噛む理由とは?

見るからに愛くるしいかわいい子犬を迎えて子犬にメロメロになっていたけど、この記事を読んでいただいているということは子犬が噛むようになって日々痛い思いをしてお過ごしなのでしょう(´・ω・`)

子犬が噛むのは、子犬にとっては普通のことです。

子犬は噛むことで、ご飯を食べたり、それが何かを調べたり、コミュニケーションをとったり、遊んだり、運んだりと人間の手の代わりをしています。

また、子犬は噛むことでリラックスしたり、気分転換もしているそうです。

でも、子犬は噛むことが普通のことと言っても、飼い主さんや家族が痛い!と思ってしまうほど噛んでしまうのには理由があります。

子犬が人を噛む理由としては

  • 愛情表現
  • 歯牙脱換期
  • 睡眠不足になっている
  • つまらないから
  • 遊びと勘違いしている
  • 動くものを追う習性がある
この6つの理由が考えられますので、1つ1つ見ていきたいと思います。

愛情表現

子犬は母犬に甘える時に、母犬にくっついて舐めたり噛んだりして甘えます。これはおしゃぶり噛みと言って、母犬に甘えているときの愛情行動です。

飼い主さんの指などを抱え込むようにしながら舐めたり軽く噛んだりするのは、甘噛みの前の愛情行動なので、噛んだからと言ってやめさせることはせずに子犬の気持ちを受け止めてあげてほしいんですね。

噛むことよりも甘えたい気持ちが強い噛み方の時は、様子を見ていてあげてかまいません。

ただそれが成長とともに、甘えたい気持ちよりも噛むことが楽しくなってくるようになります。これが甘噛みです。

ちょっと噛んでみたら噛み心地がよくて噛むのが楽しいと思った子犬は、だんだん強く噛むようになりますので、痛いと感じるほど噛むことも多くなってきます。

人の指とか手とか足は噛むのにちょうど良い大きさであるうえ、皮膚とその下にある肉ともっと下にあるゴリゴリとした食感の骨の感覚は子犬に野生を呼び起こさせるので、とても噛み心地の良いものです。

こうなってくると痛いと感じるほど噛むようになってきますので、様子を見ることなく対策をしていく必要があります。

愛情表現から始まった子犬の噛みですが、噛むのが楽しいのか、ただ甘えたいだけなのかをしっかり見極めてください。

歯牙脱換期

これは子犬の乳歯が抜けて永久歯が生えてくるときにムズムズすることを紛らわせるために噛むことです。

生後5~7か月頃には、だいたい永久歯が生えそろいますから、生後3~4か月から生後7か月くらいの間に起こる歯のムズムズ期になります。

ムズムズする以外にも、抜けそうな歯がぐらぐらして痛かったりすることもあるので、この時期に食欲が落ちてしまう子犬もいます。

口の中の違和感が気になるので、何かを噛んで紛らわそうとしたり、かゆみを抑えようとして近くにある手ごろなものを噛んでしまいます。

この時に手を噛まれると、子犬には攻撃しようとか噛んでやろうという悪気はありませんが、けっこう強く噛んでしまう傾向にあるので噛まれた方は痛い思いをします。

歯牙脱換期に痛いほど噛むことを対策するには、噛んでも良いおもちゃを与えてあげて、いつでも噛める状態にしておいてあげることです。

この場合のおもちゃは、一緒に遊んであげるおもちゃではなく、なるべく頑丈な噛み続けても壊れる心配のないタイプのおもちゃにしてあげてください。

睡眠不足になっている

最近はこの睡眠不足になっている子犬がとても増えています

子犬の頃には、個体差はありますが16~18時間の良質な睡眠時間が必要なんですが、なかなか寝ないとか、寝てもすぐに起きてしまうといったことで睡眠時間が不足してしまいます。

睡眠不足が慢性化することで、体の発達に悪い影響が出たり、人間の睡眠不足と同じように自律神経のバランスが崩れて情緒が不安定な子犬になってしまいます。

イライラしやすくてすぐ攻撃しようとしたり、性格的に荒々しくなり噛むことで不満を解消しようとしやすくなります。

この時は、子犬と言っても加減をしないで噛むので、噛まれたらとても痛いですし、流血と言ったケガに繋がることも多々出てきます。

せめて1歳までの子犬には、ゆっくりと安心して眠れる環境にしてあげることを意識して、十分な睡眠時間が確保できているのか見直してみてください。

つまらないから

子犬は好奇心が旺盛ですし、遊ぶことが大好きです。

起きている時間にはじっとしている時間がないほど、色々なものを噛んで調べていたり、走り回っていたりしていることでしょう。

でも、できることなら一人遊びよりも、飼い主さんに一緒に遊んでもらいたいと思う子犬も多いので、ケージから出されているのに飼い主さんが遊んでくれないとつまらなくなって飼い主さんの足を噛むなどの行為に繋がります。

また、ケージから出してほしいのに、なかなかケージから出してもらえないという状況が多い子犬は、ケージの中で子犬がしたいと思うことができないという葛藤がたまって、出されたときに八つ当たりをするかのように飼い主さんを噛むこともあります。

「つまらない」と感じる気持ちが、遊びたいという気持ちになったり、欲求不満から八つ当たりをするような行動として噛む行為に繋がります。

当然子犬の感情の意思表示ですので、噛む時も痛いくらいの強さで噛むことが多いです。

遊びと勘違いしている

活発な子犬や若い成犬に多いですが、プロレスごっこをしているかのようにじゃれつきながら遊ぶことがあります。

これは気を許した人にする行動ですが、じゃれ噛みと言って遊びながら加減なく噛むことがあるので痛い噛みになります。

子犬同士で行う場合は、痛さを学習する機会にもなりますが、ペットショップで売られている子犬は多くの場合子犬同士で遊べた経験がないので、痛いだろうからと加減ができません。

しかも、全力で遊んでいるときは、興奮していることが多いので、そもそも子犬は力の加減ができないことが多いです。

また、子犬は飼い主さんが悲鳴を上げたり興奮することで、噛むことによって刺激的な遊びができた♪と勘違いの学習をすることもあります。

動くものを追う習性がある

犬には子犬も成犬も「動くものを追う」という習性があります。

これは犬の視力にもかかわってくるんですが、犬と人間が見ている色というのは全然違います。

犬の色の識別能力は目の構造を考えると2色くらいで、赤とか緑の色は見えていないんだそうです。

こちらの画像はこいぬの部屋のサイトさまより引用させていただきました。

こちらはカリフォルニア大学が行った犬の色覚に関する実験から、おそらく犬にはこう見えているだろうという模擬世界とのことです。

※最近では、犬や猫などの動物は紫外線による光が見えているといった研究結果もあるので、私達には見えない紫外線の光が反映された世界を見ている可能性があります。画像とは違った見え方をしている可能性があるので一例としてご覧ください。

あまり色々な色がない世界なので、動くものが見えやすいことがお分かりいただけると思います。

野生時代は敵にしろ獲物にしろ、動くものに反応できるかどうかは死活問題なので、このような見え方になったのでしょう。

動くものを追って捕まえる時には噛みつくしか方法がありませんので、子犬と言えど動くものを捕まえようとした時は強く噛みます。

特に動かすことの多い手や、足などに噛みつこうとする機会が増えますが、子犬にしたら捕まえる行動なので痛いと思うほど強く噛むことが多いです。

子犬が痛いほど噛むのはどんな時?気持ちで分ける噛みの種類

子犬も生後が間もないうちは愛情表現として軽く噛んでいることが多いですが、そのうちに楽しくなって噛み心地を楽しむようになったり、じゃれて遊ぶ中で強く痛いほど噛むようになってきます。

そしてさらに月齢が進んで大きくなってくると、まだ子犬であっても他に強く噛みたくなる原因が出てきます。

ここではどんな原因から痛いほど噛むようになるのか、気持ちで噛みの種類を分けてご紹介していきます。

要求噛み

子犬がしてほしいと思うことを通すために噛むのが要求噛みです。

例えば、人間の食べ物を食べたいと思った時や、遊んでほしいと思った時などに手や足に噛みつくことで意思表示を強く行います。

要求噛みは、噛んだら要求が通ったことがある経験をした子犬に多い噛み方です。

要求噛みに対しては、完全に無視をするのが一番の方法です。

無視をすることで、一時期子犬は噛む行為がひどくなることがありますが、子犬が諦めるまで無視を通すようにしてください。

不快噛み

不快噛みは、しつこくされたり苦手なお手入れをされたときに嫌だという意思表示で噛むのが不快噛みです。

ちょっと不快だと感じるくらいなら痛いほど噛むことはありませんが、子犬がどれくらい不快に感じているかによって噛む強さが変わってきます。

不快噛みも、不快だと感じたときに噛んだらやめてくれたと学習してしまうと噛むようになります。

不快で噛む場合は、急に嫌だと感じることをしないとか、しつこく嫌なことをしない、徐々に慣らしてから行うといったように、飼い主さんの方で変えてあげるようにしてください。

ストレス噛み

睡眠・愛情・運動の3つは不足すると子犬は強いストレスを感じやすいものです。

ストレスがたまるとイライラするので噛みやすくなりますし、飼い主さんへの信頼がどんどん少なくなっていきます。

できるだけ子犬がストレスを感じないで日常を過ごせるように、お散歩の量は足りているか?遊ぶ時間はとっているか?しっかり眠れる環境か?という部分を見直してみてください。

特にお散歩は体の運動にもなりますが、精神的にも心地よい刺激を受けたほうが良いものです。お散歩コースを毎回同じにしないなども有効です。

追い込まれ噛み

追い込まれ噛みは恐怖を感じている対象が近づいてくると噛む行動です。

過去に痛い思いをさせられた人や物は対象になりやすいので、体罰をしたり物で叩いたりということは絶対にしないでほしいところです。

極度の恐怖を感じている状態なので、子犬にとっての恐怖の対象を無理に慣らそうとしないで、子犬が許容できる距離を縮めていくといった時間をかけて慣らしてあげる必要があります。

犬は人間の想像をはるかに超えるほど怖いと感じる気持ちが強い動物です。無理は禁物で行きましょう。

大切なものを守る噛み

大切なものを守る噛みというのは、子犬が自分の大切なものだと感じるものに対して、大切なものを取られまいとして噛む行動です。

犬の社会では、犬がくわえた物はその犬の物であるというルールがあります。

人間にとって困るものだからといって、犬がくわえた物を何度も取り上げていると、犬は相手を信頼できなくなり、過剰に守ろうとするので噛むようになります。

おもちゃや飼い主さんの衣服、食事に対してそういった気持ちが起こりやすいので要注意してください。

犬のくわえているものは取り上げないで、他に関心を引きそうなものを見せて口から離してもらうか、普段からちょうだいを教えるのも効果的です。

発情期による噛み

先ほど少しだけ触れましたが、子犬も発情期を迎えると体が妊娠や出産の用意をするのでホルモンバランスが大きく変わります。

オスの場合は、メスの発情したフェロモンを嗅ぐと発情してしまいますが、この時もホルモンバランスが乱れます。

ホルモンの乱れでイライラすることもありますし、母性に目覚めたり、交配のことしか頭になくなるというように普段と違う状況になるので、ビックリするような何も原因がない時に噛んでくることが出てきます。

発情期による噛みを完全に防ぐためには、避妊や去勢の手術が必要になります。

子犬が痛いほど噛む場合の対処法は?

子犬に痛いほど噛むのをやめさせるには、先ほどご紹介したような根本的な解決ができる方法をまず知っていただきたいんですが、トレーニング以外でも対処をすることはできます。

これらの方法は、子犬の性格によっても違ってきますし、合う方法は1つではありません。

いくつか組み合わせたり、試してみて子犬に有効な方法だというものを見つけてもらえればと思います。

低い声で叱って無視を繰り返す

母犬は子犬を叱るときに、低い声で唸ります。

子犬は声の高さで勝手に判断する部分があって、「低い声=叱っている・高い声=はしゃいでいる」と思いやすい傾向にあります。

ですから、なるべく低い声で「ダメ」といった禁止用語を言い、その後は数分間子犬のことを無視するという方法です。

子犬が痛いほど噛むたびに、これを繰り返して噛んではいけないことを教えていきます。

これには、また違ったパターンもあって、噛まれたときに低い声を出すのではなく、子犬が痛いと感じたときに出す「キャイーン!」をイメージした高い声を出して、子犬に痛い思いをしたことを伝えるという方法もあります。

低い声でもダメだった場合は、こちらの方法も試してみてもらえると良いかもしれません。

天罰方式

子犬が噛んだ瞬間に子犬が不快に感じるような大きな音を出して、噛むと嫌な音がすると学習させて噛むことをやめさせようという方法です。

犬は金属音などが嫌いなので、缶の中に釘やコインなどを入れておいて、噛んだ瞬間に床などに落として大きな音をさせます。

この時に注意しないといけないのは、犬の信頼を失わないように音を出しているのが飼い主さんだと気づかれてはいけないことと、噛んだ瞬間というタイミングを絶対に逃してはいけないことです。

天罰方式は効果が高い方法ではあるんですが、この2つの注意点がなかなか難しい問題なのでやるときは工夫が必要になるでしょう。

噛む原因になることを避ける

子犬が飼い主さんを痛いほど噛むのはどんな時か?どんなタイミングで噛むのか?何をしていると噛むのか?といった、噛む原因を探ってそれをしないという方法です。

例えば、発情期になると噛むのがひどくなるけど、それ以外は噛まないという場合だったら、避妊や去勢などを視野に入れて考えて行くしかありません。

先ほどご紹介した噛みの種類なども参考にしていただいて、どんな気持ちで噛むことが多いのか?というのを見極めて、できるだけ噛む原因になることをしない、噛むシチュエーションを作らないことも大切な方法です。

MEMO
<噛む病気があるの?>

実は非常にまれですが、噛む病気というのがあります。

これはスプリンガー・レイジ・シンドローム(突発性激怒症候群)と言われていて、脳の機能障害と考えられている病気です。

病気ですが、普段の生活に関しては問題ないのですが、なぜか突然怒って噛みついてしまうという症状があり、犬によって何がトリガーになるのかわかりません。

詳しいことがあまり解明されていない病気ですが、どうしても噛む理由がわからない・一貫性を見つけられないという場合は、獣医さんに相談してみるのも一つの方法でしょう。

子犬が噛むのが痛い!やめさせる方法とは?~最後に

最後までお読みいただいて本当にありがとうございました。

子犬が人を噛むという行為は、早いうちに直してあげないと、犬が人間社会で非常に生きにくい状態を作ってしまうことになります。

今はまだ子犬ですし、噛まれることもどうにか我慢ができていらっしゃるかもしれません。

でも、痛みを感じたときに湧き上がってしまう怒りは強いものが多く、体罰をしてはいけないと思っていても叩きたくなったり、「体罰をしたとしてもいけないことを教えなきゃいけない」といった考えに傾いてしまいがちです。

噛む犬に対しては、スキンシップを持つどころか遊ぶのも嫌になり、愛情がなくなってしまうことも珍しくありません。

飼い主さんもお辛いですし、噛むようになってしまった犬も非常に不幸な環境です。

子犬のうちなら、ちゃんと正しい方法でしつけをしていけば、早い段階で直してあげることができるので、まだまだ諦めないで大丈夫です!

あなたと子犬が、長く楽しくて愛情いっぱいの豊かな生活が送れますように、心から願っていますm(__)m

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